■ ID | 548 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 落葉樹と針葉樹の落葉が水質に与える影響についての模擬ため池を用いた検討 |
■ 著者 | 田中仁志
埼玉県環境科学国際センター 木持謙 埼玉県環境科学国際センター 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター 若林明子 淑徳大学 |
■ 出版元 | 日本水処理生物学会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第43回日本水処理生物学会、平成18年11月16日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県内の丘陵地帯に分布するため池のうち、集水域の植生が落葉広葉樹(クヌギ、コナラ。以下、落葉樹)又は常緑針葉樹(スギ、ヒノキ。以下、針葉樹)が優占し、かつ民家や工場など人為的汚濁発生源が集水域に無いため池の水質を調査した。その結果、植生が異なるため池の秋季の水質を比較すると、溶存態炭素(DOC)及び溶存態無機窒素(DIN)の形態別存在割合等が異なる傾向が見られた。 本発表では、落葉樹と針葉樹の落葉が直接ため池に落下した場合の水質に与える影響を実験的に明らかにすることを目的として、熊谷市ムサシトミヨ保護センター内に同一規模の屋外コンクリート製模擬ため池を作製し、検討を行った。模擬ため池には、県内で採集したクヌギまたはスギ枯葉部を量を4つの方式(対照区、クヌギ、スギ及び混合区(スギ+クヌギ))で投入した。その結果、COD、T-N及びT-Pを比較すると、クヌギ区の方がスギ区よりピーク濃度が大きく、ピークまでの到達日数も短かった。混合区ではクヌギ区とスギ区の中間的な水質変化を示した。また、対照区を除き、すべての実験区で池水のDOが低下(<2mg/L)した。 |
■ キーワード | ため池、落葉樹、針葉樹、水質 |
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